以前、専門学校の教員を務めたことがあり、人前でしゃべることには慣れているつもりでしたが、ずいぶんと期間が空いていることもありかなり緊張しました。そのせいもあってか、話も要領を得ず、ああ言えばよかった、こう言えばよかったと反省しきりです。
ですが、笑顔を絶やさずに講演できたのではないかと思いますので、その点だけは「合格」です。

最初、受講者のみなさんに「仕事とは何ですか？」と問いかけをしました。全員が「生活のためにお金を稼ぐ手段」と答えました。確かにそのとおりです。
ですが、それだけでは仕事は成り立ちません。就職するためには、採用してくれる会社から「こいつならやってくれるかも」と思ってもらう必要があります。また、会社が生き残っていくためには会社が世の中から必要とされていることが必要です。
「仕事とは何か」を考えるときに、「自分」だけの視点ではなく、「会社」の視点、「社会」の視点を忘れないでください。みなさんが「会社」のために何ができるか、「社会」のために何ができるかを考えてくださいと話をしてきました。

それに加えて、日々の努力が大切です。
「為せば成る、為さねば成らぬ」＝「やればできる、やらなければできない」。仕事をするうえでも同じです。

株式会社エクセル
代表取締役 社長
原　茂